蒙恬は、中国の秦の時代の将軍で、初めて獣毛を用いて筆を作成し秦の始皇帝に送ったと言われていた人物です。
明治時代の政治家、書家である副島種臣が、初代宮内得應が作成した筆を試筆して、その出来栄えを高く評価し、「蒙恬後進」の書を初代に与えました。
そのときの「蒙恬後進」の書は、今も店内の正面に飾られ、当店の歩みを見守っています。
明治時代の日本画家であり、当店の筆をご愛用いただいていた橋本雅邦からのご要望を受けて、2代目の宮内市松は、試行錯誤の上、今では日本画に欠くことのできない線書筆である「削用筆」「則妙筆」を生み出しました。
これまで、得應軒本店が培ってきた「日本画家や愛好者の方に使いやすい画筆・画材を提供したい」という思いは、今にも引き継がれています。
当社では画筆以外の画材にも、気を配ってご提供をしています。こちらは箔盤についての工夫です。
日本画の背景などに使用される金箔は、取扱いが難しい画材です。
金箔を切断する際に箔盤を使用しますが、箔盤には従来より豚皮等が用いられてきましたが、金箔がすべりやすく切断は気の使う作業となります。
そこで当社では、表面に檜を用いた箔盤を新たに製作しました。表面の素材の改良により、従来より滑らかさと滑りにくさを両立することができるようになりました。
社名
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株式会社 得應軒本店 |
代表者
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代表取締役 宮内 忠志 |
業務内容
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画材の製造販売 |
所在地
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東京都千代田区神田淡路町2-1 |
連絡先
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電話 03-3251-0303 FAX 03-3251-8881 |
営業時間
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月曜~土曜 10:00 ~ 18:00 |
定休日
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日曜日、祝日 |